公開データの入手¶
このサイトの手順は、すべて公開データで再現できます。 患者データを用意する必要はありません。
公開データを使う理由
- 同意も匿名化も倫理審査も不要 — 手続きを気にせず練習できる
- 読者が同じデータで再現できる — 教材として成立する
- 公開・発表に使える — 学会スライドにもそのまま載せられる
骨の術前計画に使えるデータセット¶
| データセット | 内容 | ライセンス | 用途 |
|---|---|---|---|
| TotalSegmentator dataset | 全身CT 1204例+臓器・骨のラベル | CC BY 4.0 | 汎用。最初はこれ |
| VerSe | 脊椎CT+椎体セグメンテーション | CC | 脊椎 |
| CTPelvic1K | 骨盤CT+骨ラベル | 各サブセットによる | 骨盤・寛骨臼 |
| OAI | 変形性膝関節症コホート(MRI・X線) | 要申請 | 膝 |
| TCIA | 各種DICOMコレクション | コレクションごとに異なる | 症例探し |
| Slicer 内蔵 Sample Data | CTChest など | 自由 | 動作確認 |
ライセンスは必ず個別に確認してください
「公開データ」でも再配布や商用利用の可否はさまざまです。 特に TCIA はコレクションごとにライセンスが異なります。 使う前に必ず該当ページの利用条件を読んでください。
CC BY データを使うときの表示義務¶
TotalSegmentator dataset は CC BY 4.0 です。 これは「自由に使ってよいが、出所を明記すること」というライセンスです。
動画・スライド・記事で使う場合は、以下のような表示を入れてください。
クレジット表示の例
本資料の画像は TotalSegmentator dataset (CC BY 4.0) を使用しています。
Wasserthal J, et al. TotalSegmentator: Robust Segmentation of 104 Anatomic Structures in CT Images. Radiology: Artificial Intelligence. 2023.
動画の概要欄にもテンプレートとして入れておくと、書き忘れを防げます。
まず1例だけ落とす¶
全部で数百 GB あるので、練習には1例だけで十分です。
- データセットの配布ページから1症例分をダウンロード
- 展開して、DICOM または NIfTI のフォルダを確認
- 3D Slicer にドラッグ&ドロップ
自分で作るという手もあります¶
ライセンスを一切気にしたくない場合、次の方法が確実です。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 骨模型(Sawbones 等)を CT 撮影 | 完全に自由。教育用途では最強 |
| 3Dプリントした骨を CT 撮影 | 骨折形態を自由に作れる |
| 自分自身の CT | 本人同意の問題がない |
とくに骨模型の CT は、骨折形態を自分で作れるうえ、 公開・改変・再配布が完全に自由なので、教材としての価値が高い方法です。
次のステップ¶
データが用意できたら、いよいよ骨を抽出します。