つまずきポイント集¶
エラーが出た・思ったように動かないときはここを探してください。
検索が使えます
右上の検索窓から、エラーメッセージをそのまま貼り付けて検索できます。
起動・インストール¶
起動しない / 起動途中で落ちる
原因の切り分け:
- 設定ファイルの破損を疑い、設定をリセットして起動する
- 拡張機能の競合を疑い、拡張機能なしで起動する
- グラフィックドライバを更新する
2で起動できた場合は、拡張機能を1つずつ有効に戻して原因を特定してください。
拡張機能がインストールできない
- インストール先のパスに日本語が含まれていないか確認してください
- 企業・病院ネットワークではプロキシに阻まれることがあります。 その場合は拡張機能を手動でダウンロードして配置します
- Stable と Preview でカタログが別なので、 使っている版に対応した拡張機能か確認してください
PyTorch や AI 系の拡張機能が壊れる(Windows)
Windows のパス長制限(260文字)に引っかかっている可能性があります。
インストール先を浅いパス(例: C:\Slicer)に変更するか、
長いパスのサポートを有効にしてください。
セグメンテーション¶
Islands で骨片が分離できない
骨片同士が1ボクセルでも接触していると、1つの塊として扱われます。
対処法(試す順序):
- Scissors で接触部分を手動で切る
- Margin で少し縮める → Islands で分割 → Margin で戻す
- Threshold の下限を少し上げ、接触部の低density部分を切る
3が最も手早いことが多いですが、骨が痩せるので程度に注意してください。
Threshold で軟部組織まで拾ってしまう
- 下限 HU を上げてください(骨粗鬆症の椎体でなければ 200 以上が目安)
- 造影 CT では血管が骨と同程度の HU になることがあります。 その場合は Threshold だけでは分離できないので、 Scissors や Paint で手動処理するか、 TotalSegmentator による自動セグメンテーションを検討してください
Smoothing をかけたら骨折線が消えた
平滑化のかけすぎです。Undo で戻してください。
術前計画では形状の正確さが優先されるので、 平滑化は Median を弱く1回程度にとどめるのが安全です。
3D表示が出ない / 真っ白になる
- Show 3D ボタンが押されているか確認
- グラフィックドライバを更新
- リモートデスクトップ経由だと OpenGL が制限され、 3D表示が極端に遅くなったり失敗したりします。 GPU 対応のリモート接続方式を使うか、ローカルで作業してください
モデル・書き出し¶
STL を書き出すと表面がガタガタ
セグメンテーションの解像度がボリュームの解像度に依存しています。
- Segmentations モジュール → Conversion で、 Closed surface の平滑化係数を上げる
- 元の CT のスライス厚が大きい場合は限界があります。 可能なら薄いスライスで再構成したデータを使ってください
モデルに穴が開いている
SurfaceWrapSolidify 拡張機能で穴を埋められます。 髄腔を埋めて中実にすることもできます。
その他¶
スクリーンショットに患者名が写り込む
既定では、スライスビューの四隅に患者名・ID・検査日が表示されます。
Edit → Application Settings → DataProbe で Slice view annotations のチェックを外してください。
また、DICOM モジュールを開くと患者一覧が画面に出ます。 録画中は開かないか、空のデータベースに切り替えてください。
DICOM を読み込んだらクラウドに同期された
DICOM データベースの既定の保存先が、OneDrive や iCloud の 同期対象になっている可能性があります。
Edit → Application Settings → DICOM で、 同期対象外のフォルダに変更してください。
日本語のファイル名・フォルダ名が読み込めない
一部の拡張機能や外部ツールが日本語パスに対応していません。 半角英数のパスを使うのが確実です。
解決しなかったとき
3D Slicer 公式フォーラム で質問できます(英語)。 開発者本人が回答することも多く、反応は早いです。